クリニックのコンシェルジュを育成するために、全国を訪問中のクリニカルコンシェルジュ養成コンサルタントの古川裕美と申します。
普段の生活の中で私達が受ける応対には、患者さん応対の参考にできることが数多くあります。
先日、お買い物をした時に、とても気遣いのある気持ちの良い応対を受けました。
この気遣いの応対は「おもてなし」につながり、参考になると思ったので、是非シェアさせてください。
贈答用のお菓子を百貨店に買いに行った時の話です。
お菓子を紙袋に入れる時、私の持っている他の袋に気が付き、
「よろしければ、一緒にお入れしましょうか」と言ってくれました。
ここに立ち寄る前にパンを買っていました。
手に持つ袋が増えてしまうので、まとめてくれたら嬉しいなぁとちょうど思っていました。
「お願いします」と言って店員さんに袋を渡した時、その袋をとても大切なものを扱うような、そんな丁寧な扱いをしてくれました。
袋の中のパンはいたって普通のパンだったのですけど、丁寧に扱ってもらえるってとても嬉しいですね。
まるで、私のことも大事にしてもらえた、そんな気分になりました。
そして、お会計時のお釣りの受け渡しも、やはり丁寧で感じが良い応対でした。
これだけ聞くと、ただ丁寧にするのはできる、簡単だと思われるかもしれませんが、その店員さんは丁寧かつ迅速だったのです。
商品を包む時も金銭の授受も、遅いなぁ、のんびりしてるなぁ、早くして欲しいなと感じることは全くなく、とてもスムーズに流れる応対でした。
そして、その店員さんが、なぜこんなに気持ちの良い応対なのだろう?と振り返ると
正しい敬語を使い、声のトーンや大きさ、スピードも心地よいと感じたからです。
お会計が終わる時、思わずこの素敵な応対の店員さんはなんていう名前なのだろう?と名札を見てお名前を確認しました。
また、この方に対応してもらいたいな、と思ったからです。
さて、いかがでしたか?
真似できるところがたくさんあったと思いませんか。
業界が違っても、私達が普段クリニックで患者さん応対で気をつけていることと同じですよね。
ポイントは、
相手の様子を観察する
相手の困りごとに敏感になる
何をしたら喜んでもらえるか
丁寧だけどスムーズな応対を心がける
声に気をつける
名札をつける(身だしなみを整える)
これらの接遇の基本は業界が違えど同じです。
このように、日々の生活にも「おもてなしのヒント」はたくさんあります。
意識して探してみてくださいね。
みなさんが素敵な「クリニカルコンシェルジュ」になれるよう応援しています!
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