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患者さんとのコミュニケーション

こんにちは。クリニックのコンシェルジュを育成するクリニカルコンシェルジュ協会の古川裕美です。

おかげ様で、毎週全国のクリニックへ訪問し、様々なスタッフ様とお話しさせていただく機会がとても増えました。

様々な地域でスタッフ様のお仕事ぶりを拝見し、とても素敵だなスタッフ様は、テキパキと動き回りながらも、常に笑顔を忘れず応対をし、患者さんとのコミュニケーションもよく取れています。

お話を伺う機会があったので聞いてみたら、患者さんの名前を覚えて話しかけるようにしているということでした。

きっかけは、患者さんの顔を覚えていて
「前回は、とても混んでいる日でお待たせしてしまい申し訳ありませんでした」と話しかけたら、
「あら、私のこと覚えていてくれたのね。あんなに忙しい日だったのに」と喜んでもらえ、さらに「あなた、いつも良い笑顔ね」と言われ、とても嬉しかったそうです。

お待たせしたことをお詫びしたのに、逆に喜んでもらえたこと、自分の笑顔を褒めてもらい自信が持てたこと、思い切って話しかけてみてよかったと感じたそうです。

それ以来、なるべく顔と名前を覚えて、一言でもいいから話しかけるように心がけているそうです。

患者さんにとって病院は、辛い症状を何とかしてくれる場所ですが、名前や顔を覚えて話しかけてもらえると、自分のことを見ていてくれているという喜びと安心感に繋がります。

日々の業務の中、全員の名前と顔を覚えるのは大変かもしれませんが、カルテの欄外に、「前回長くお待たせした」「猫を飼っている、名前はミケ」等のメモを書いておくと他のスタッフとも情報を共有でき、話のきっかけにもなります。

今日のお話が、患者さんとのコミュニケーションに少しでも役立ちましたら嬉しいです。

第二の目的が満たされるとき・・・

こんにちは。クリニックのコンシェルジュを育成するクリニカルコンシェルジュ協会の田中裕子です。

『おもてなし』や『ホスピタリティー』について、学びを深めるために、

・有名なホテル
・有名な販売店
・有名なレストランなど
『有名な○○』に足を運ぶことが多くあります。

第一の目的は、
・商品を買う
・美味しいものを食べる
・ゆっくりのんびり過ごす

ということになると思いますが、さすが『有名な○○』というだけあって

・思ったよりも良いものを購入できた
・普段家庭では出来ない素晴らしいものを食べることが出来た
・24時間源泉かけ流しのお風呂が部屋についていたので、のんびり過ごせた

完璧に第一の目的は満たされます。

しかし、
『有名な』と言われるくらいですので、
心の何処かで『おもてなし』『ホスピタリティー』についても期待してしまうことはないでしょうか(第二の目的)。

そこで働くスタッフは、『有名な○○』で働いている”というプライドのほうが先に立つ傾向があるように思います。

”スマートな応対をしなければならない”という意識からか、どこか冷たい印象をうけ、利用したこちらは、『また行こう!』という気持ちにはなかなかなれません。

最近立て続けに”素敵だな”と思ったスタッフは、外国人スタッフでした。

とにかく”笑顔”と”気配り”が素晴らしい。

こちらが特に必要だという仕草をしなければ、声をかけてきたりはしませんし自由にその時間を満喫させてくれます。
また必要だと感じた時は自然と顔を周囲に向けたりしますよね?

その仕草を見逃さないのです。

笑顔で居ながらも、細心の注意をこちらに払っているのでしょう。

・そっとしておいて欲しい、
構って欲しくない
という人がいる半面、

・とにかく構って欲しい、
声をかけて欲しい
という人も居ます。

それを見極めるには『細心の注意』を払うことが必要だと改めて感じました。

『またここへ来よう』
『またここでお世話になろう』と
思ってもらうためには、第二の目的も満たされることが大切ですね。

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