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名札にもひとくふう

「クリニックに、おもてなしを。」を理念に掲げるクリニカルコンシェルジュ協会の代表理事を務めます、根本和馬です。

「当院で医療サービスをご提供しているのは、私、●●でございます」

というメッセージを、その都度おひとりおひとりの患者さんにお伝えするのは大変です。

そのために名札をつけています。

今は寒いですので、白衣の上にカーディガンを着るスタッフ様も多いですが、残念なのは白衣につけた名札が、カーディガンを着ることで見えなくなってしまうことです。

あらゆる取り組みには「それをやる理由や意味」があります。極端に言えば、理由や意味が無いのならやる必要がないのです。

何のために名札をつけるのかは前述の通りです。そして、カーディガンに隠れた名札は、つけていないのと同じです。

更に言えば、そういうスタッフ様に対して

「名札が隠れないように、カーディガンを着る方は、カーディガンに名札をつけましょう」

と、スタッフに周知出来るのがクリニカルコンシェルジュです。

あなた様のクリニックでは、大丈夫でしょうか?

さて、本日もうひとつお伝えしたいことがあります。それは

「何と読むのか分からない苗字の方は、名札にふりがなをふりましょう」

です。

例えば「金山さん」という苗字の方、

かなやまさん?
かねやまさん?

と多くの人から聞かれませんか?

どちらであるかは人それぞれですが、どちらにしてもふりがなをふりましょう。

ファン患者さんほど「この人はなんて名前かな?」と思われていますし、困っている患者さんほど名札を見ています。

また、非常に細かい話ですが、ふりがなをふることで

「えーっと、かなやまさん?」

「いえ、私はかねやまと申します」

「あぁそうですか、ところでかねやまさん…」

というやり取りの時間が削減されます。

患者さんが多くてお忙しいクリニック様は、このような時間意識が大切ではないでしょうか。

というわけで、名札ひとつにも大切な意味があり、ひとくふうされるだけで、色々な成果が得られます、というお話でした。

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