サービス業において、まず大切なこと、それは「笑顔」です。
どんな高級なホテルに泊まっても、高級な食材の料理を食べても、それらを「提供する人」に笑顔が無かったら、満足度は下がります。
逆に言えば、設備が豪華でなくても、食材はそこまで高級では無かったとしても、笑顔で対応してくれたら、それだけ満足度は上がるということです。
特にクリニックは「ここに来たい!」と思っている人が訪れているのではなく「本当は行きたくないけど、仕方ないから行く」という思いで来ている人が患者さんとして来院していますので、表情は暗く、気持ちも落ちている方が多いです。
そういう状態の人を受け入れるからこそ、私達は笑顔で、明るく対応することが求められるのです。
「病は気から」と言われていますが、患者さんが「ここのクリニックの人達はとても笑顔が良いな。最初は来るのが嫌だったけど、スタッフの人達の笑顔を見て、ちょっと元気になった」と思ってもらえるように振る舞う必要があります。
このブログを熱心に読んでいる方は、そんなことは無いかも知れませんが、中には「私だって、状態が優れないことがあるんですから、笑顔を作るのが難しいこともあります」というスタッフもいます。
厳しい言い方になるかも知れませんが、それはプロフェッショナルとして意識が低いです。
スポーツ選手も歌手も美容師も、もちろん医療従事者も、パフォーマンスを発揮している時間が「本番」であり、その時間に給与が支払われています。
クリニックにおける「本番」の時間とは、そう「診療時間」です。
診療時間以外の時間、元気が無かったり、笑顔が少ないことにとやかく言うことはありませんが、一度診療がスタートしたら、プライベートな時間に何があったとしても、プロフェッショナルでしたら、最高のパフォーマンスを発揮することが求められています。
「良いことがあったら、笑顔になる」ではなく
「笑顔でいると、良いことが起きる」です。
ぜひ今後の診療で、より笑顔を意識してみて下さい。
「あなたの笑顔、素敵ですね!」と患者さん、院長先生や他のスタッフの方から言ってもらえたら嬉しいですね!